ゴムRSS(中心限月、日足)
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ゴムRSS3(中心限月)は、円安基調が続く中、11月7日から21日まで11営業日続伸中。10日に7月25日を起点としたダウン・トレンドや一目均衡表の雲を上抜いて「三役好転」となり、12日に9月9日以来の320円台を回復。翌13日に200日平均線を上抜きました。その後はじり高が続いたものの、19日に7月25日以来の330円台を回復。21日に339.4円まで上昇する場面もみられております。
産地タイでは豪雨が続くなど天候不順が続いているが、産地の現物価格を見る限り、市場への影響は限定的のようです。引き続き独自材料に乏しい中、テクニカル主導の展開が続いております。MACDが上昇基調を強める中で、年初来高値である2月3日の394.9円から、年初来安値である6月3日の280.0円の下げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の半値戻し水準337.5円を上抜くようですと、4月2日以来の340円台を回復する可能性がありそうです。
ただ、相対力指数(RSI)が76%まで上昇する中で、買われ過ぎ感も強まっており、大台達成後は買い方の利喰い売りに押されることも想定されます。61.8%戻し水準351.0円を意識した動きになって行くか注目されます。
なお、JPXが集計した11月10日時点の生ゴム(RSS)市場指定倉庫在庫は3620トンで、10月31日時点(3755トン)に比べて135トン減少(入庫は289トン、出庫は424トン、前年同時期の在庫は2093トン)。5旬ぶりに減少に転じております。
生ゴム(RSS)市場指定倉庫在庫
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