バークシャー・ハサウェイの保有銘柄の割合

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米証券取引委員会(SEC)に提出された保有有価証券報告書によると、米著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いるバークシャー・ハサウェイは2025年7-9月期に、グーグル親会社のアルファベットの議決権があるA種株を新たに1790万株取得したことが明らかとなりました。一方、最大の投資銘柄であるアップルは4178万株売却しております。アップル株の売却は2四半期連続。

米銀大手バンク・オブ・アメリカは3720万株売却。住宅メーカーのDRホートンは全て売却しております。一方、チャブを430万株買い増し、米住宅建設レナーの持ち分も増やしております。手元資金は9月末時点で過去最高の3820億ドルとなっております。なお、バフェット氏は最高経営責任者(CEO)を年末で退任する予定。

「フォーム13F」は、米国で上場する銘柄が報告対象で、バークシャーが保有する日本の総合商社株などは含まれておりません。米国の大手機関投資家は、四半期ごとに米証券取引委員会(SEC)に「フォーム13F」という報告書を提出し、保有銘柄を開示する義務があります。

◆米著名投資家のマイケル・バーリ氏、ファンド閉鎖

2008年のリーマン・ショックで巨額の利益を得たとされ、マイケル・ルイス氏の著書「世紀の空売り」でも知られる米著名投資家のマイケル・バーリ氏が、運用するヘッジファンドを閉鎖した模様。米証券取引委員会(SEC)によると、バーリ氏が運用するサイオン・アセット・マネジメントの認証ステータスが11月10日付で「終了」になっており、ロイター通信によるとバーリ氏は10月27日付の顧客向けレターで「年内にファンドを清算し資金を顧客に返す」としております。

なお、バーリ氏は「Cassandra Unchained(呪縛を解かれたカサンドラ)」という課金制ブログを開設し、ブロガーに転身しております。米著名投資家バフェット氏が金融危機の際、米議会での証言でバーリ氏を「カサンドラ」と呼んだことにちなんだとしております。カサンドラはギリシャ神話に登場するイーリオス(トロイア)の王女で、予言能力によって危機を正確に予測したにもかかわらず、無視された悲劇の預言者。

 

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