四半期別 世界白金需給
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白金業界団体「ワールド・プラチナム・インベストメント・カウンシル(WPIC)」は11月19日に「Platinum Quarterly」を発表。
白金需給を四半期別で見ると、2025年第3四半期(7-9月)の世界白金需給は5.6トンの供給不足となりました(前期は需給が均衡)。
四半期別 世界白金供給量
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世界白金総供給は前年同期比0.1%減少の56.1トンでした。内訳は、一次供給量(鉱山総供給量)は同2.2%減の43.6トンと、前期(45.7トン)を下回っております。世界最大の白金生産国である南アフリカの生産量は同2.0%減の32.0トン(前期は32.5トン)。二次供給量(リサイクル量)は同8.1%増の12.4トンと、前期(13.4トン)を同じく下回っております。
四半期別 世界白金需要量
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世界白金総需要は同28.4%増加の61.6トンでした。用途別に見てみると、自動車触媒需要は同1.8%減の22.4トンと、前期(24.3トン)を下回り、2022年第4四半期(22.1トン)以来の低水準に留まっております。自動車触媒を除いた産業需要は同7.9%減の15.7トンと、前期(16.0トン)を下回りました。
また、宝飾品需要は同4.5%減の14.6トンと、前期(20.8トン)を下回り、2023年第4四半期(14.6トン)以来の低水準に留まっております。
投資需要は8.9トンでした(前期はマイナス2.0トン)。NYMEXの白金認証在庫は再び増加に転じたものの、ETF関連の需要がマイナスとなっております。内訳は、バー・コイン需要は2.0トンと、2024年第4四半期(1.7トン)以来の低水準(前期は3.4トン)。ETF関連はマイナス5.3トンと、2024年第3四半期(マイナス9.3トン)以来の低水準(前期は3.0トン)。取引所在庫は11.1トン(前期はマイナス9.9トン)、中国の500グラム以上のバー需要は1.1トン(前期は1.5トン)。
四半期別 南アフリカの白金生産量
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四半期別 世界白金需給(データ)
| 2024年Q3 | 2025年Q3 | 前年同期比 | |
| 鉱山総供給 | 44.6㌧ | 43.6㌧ | -2.2% |
| 鉱山生産量 | 45.4㌧ | 43.6㌧ | -3.8% |
| (南アフリカ) | 32.6㌧ | 32.0㌧ | -2.0% |
| 鉱山在庫 | -0.7㌧ | 0.0㌧ | – |
| リサイクル | 11.5㌧ | 12.4㌧ | +8.1% |
| 総供給 | 56.1㌧ | 56.1㌧ | -0.1% |
| 自動車触媒需要 | 22.8㌧ | 22.4㌧ | -1.8% |
| 宝飾品需要 | 15.3㌧ | 14.6㌧ | -4.5% |
| 触媒を除く産業需要 | 17.0㌧ | 15.7㌧ | -7.9% |
| 投資需要 | -7.2㌧ | 8.9㌧ | – |
| 総需要 | 48.0㌧ | 61.6㌧ | +28.4% |
| 地上在庫 | – | – | – |
| 需給バランス | 8.1㌧ | -5.6㌧ | – |
※豊トラスティ証券調べ
※小数点以下は四捨五入につき、合計は必ずしも一致しない
検索/プラチナ、プラチナ需給
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