日経平均株価

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日経平均株価は前営業日比82.08円安の39819.11円で終了となり、反落。一時40087.59円まで上昇し、4日以来の40000円台を回復するも、イベントを控える中でポジション調整の動きが強まり、高値を維持することは出来ずとなっております。

日本取引所グループ(JPX)のデータによると、7月第2週(7月7日~7月11日)まで海外投資家は日本の現物株を15週連続で買い越しております。世界の投資家が米国に偏りすぎた投資資金の配分を見直す中、相対的な割安感のある日本株に投機資金が流入しているとみられておりますが、昨年の衆議院選に続いて参議院選でも与党が敗北するようですと、政局の先行き不透明感が嫌気されて、日本株買いの流れが止まる可能性がありそうです。

週明けは参議院選の結果次第の展開となりそうですが、再延期された相互関税の発効期限が8月1日に迫る中、日米の貿易交渉は難航しており、交渉が長期化すれば国内景気に下押し圧力が増すとの警戒感が拡がっております。テクニカル的にもMACDはデッド・クロスを維持しており、このまま終値で40000円台を回復出来ずに25日平均線を割り込むようですと、短期的に5月22日の安値36855.83円から6月30日の高値40852.54円の上げ幅をフィボナッチリトレースメントで見た場合の38.2%押し水準39325.80円辺りまで下げて来ることも想定されます。財政悪化懸念が強まれば株安、債券安、通貨安の「トリプル安」に見舞われる可能性もありそうです。

 

 

 

 

 

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