ガソリン・灯油・原油
12日のNY市場は、ロシア産石油の供給不安が高まり、反発。
米政府が日本を含む先進7カ国(G7)各国に対し、ロシア産原油を購入しているインドと中国への関税を大幅に引き上げるよう要請していると報じられ、米国による新たな対ロ制裁導入への圧力が強まる中、ウクライナ軍がロシア北西部プリモルスク港の主要石油輸出ターミナルをドローンで攻撃し、ターミナルの操業が停止したとの報道を受けて、ロシア産石油の供給混乱をめぐる警戒感が高まり、原油相場は一時63.98ドルまで上昇した。しかし買い一巡後は、需給の緩みを懸念した売りが上値を抑え、62.69ドル(+0.32ドル)で取引を終えた。米石油サービス会社ベーカー・ヒューズが公表した国内石油掘削リグ稼働数は、前週比2基増の416基となった。
15日のNY市場は、引き続きロシア産の石油供給懸念を背景に買われ、続伸。
ウクライナが13日夜から14日にかけて、ロシアに対し大規模なドローン攻撃を実施し、ロシアの2大製油所の一つであるスルグトネフテガスのキリン製油所が標的になったことから、ロシア産石油の供給混乱を巡る警戒感が高まり、週明けのこの日も原油相場は買いが先行し、一時63.67ドルまで上昇した、ただ、16日、17日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて買い控えムードも広がり、相場の上値は重く、63.30ドル(+0.61ドル)で取引を終えた。
本日東京市場、+1,300円~+1,400円ほどと予想(12日帳入値段との比較)