為替レポート
週末26日のニューヨーク外国為替市場の円相場は、クリスマス休場と週末の谷間で動意に乏しく、1ドル=156円台半ばから後半を中心としたレンジ内取引となった。クリスマス休暇中の市場参加者が多く、商いは閑散。海外市場の円安・ドル高地合いを引き継いで始まった後も、米経済指標などの発表もなく手掛かり材料難だった。日本政府が26日の閣議で決定した2026年度の当初予算案は、2年連続で過去最大を更新。高市政権が掲げる「積極財政」を反映した財政悪化への懸念がくすぶったが、取引量の少ないタイミングを狙い、政府・日銀が為替介入に踏み切るとの警戒感も強く、円の下値は堅かった。来週は31日に米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(12月9~10日開催分)が公表される。また、トランプ米大統領が年明けにも指名するとみられる米連邦準備制度理事会(FRB)次期議長人事の行方が注目を集めている。
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