為替レポート
週明け20日のニューヨーク外国為替市場では、自民党の高市早苗総裁の首相選出が確実な情勢となる中、売り買いが交錯し、円相場は1ドル=150円台後半でおおむね推移した。午後5時現在は150円71~81銭と、前週末同時刻(150円54~64銭)比17銭の円安・ドル高。自民党と日本維新の会は20日、連立政権の樹立で合意。金融引き締めに慎重で、積極財政を主張する高市氏が憲政史上初の女性首相に就任する見通しとなったことから、円売り・ドル買いの流れが進行した。ホワイトハウスのハセット国家経済会議(NEC)委員長が米テレビに出演し、政府機関の一部閉鎖が週内に終わる可能性が高いと言及したことも円売り・ドル買いの材料となった。 一方、日本国内の物価高などに対処するため、日銀が年内に追加利上げに踏み切るとの観測もくすぶっていることから、円買い・ドル売りに振れる場面もあった。米中関税協議の先行きも読みづらいことも相まって、市場関係者の間では、高市氏が首相に就いた後も円安一辺倒にはならないとの見方もある。
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