為替レポート
週末5日のニューヨーク外国為替市場では、米長期金利の上昇を眺めて円売り・ドル買いがやや優勢となる中、円相場は1ドル=155円台前半で小動きとなった。ニューヨーク市場は155円18銭で取引を開始。円安・ドル高地合いとなった海外市場の流れを引き継いだ。その後、米商務省が発表した9月の米個人消費支出(PCE)物価指数は、前年同月比2.8%上昇だった。伸び率は前月(2.7%)から小幅に拡大。ロイター通信による市場予想と同水準だったものの、伸びは2カ月連続で加速した。一方、価格変動が激しいエネルギーと食品を除いたコア指数の上昇率は2.8%と、伸びは前月から鈍化した。米ミシガン大学が発表した消費者調査によると、12月の景況感指数(暫定値)は53.3と、前月(確報値)の51.0から上昇。市場予想(52.0)も上回った。これらの指標発表後、相場はドル買いで反応。円は下げ幅を拡大する場面もあった。午後に入ると、新規材料難の中、米長期金利の上昇を背景に、取引終盤まで円安・ドル高地合いに傾き、155円台前半の狭いレンジ内で推移した。一方、米連邦準備制度理事会(FRB)が来週9、10両日開く連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%の利下げを行うとほぼ確実視される中、円の下値は限られた。
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