ゴムRSS(中心限月、日足)
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先週のゴムRSS3(中心限月)は、前週比4.3円高の301.2円で終了。2週連続で上昇しております。
4月23日に281.0円まで下げる場面も見られたものの、引き続き心理的節目の280円を維持したことから突っ込み売り警戒感が台頭。ショート・カバー(買い戻し)を中心に買い拾われる中、4月28日から5月9日まで7営業日続伸中。タイ政府が市況対策に乗り出していることを受けて、産地価格が下げ止まりの動きを見せ始めていることに加えて、円安基調が強まったことも好感された様で、8日に4月14日以来の300円台を回復。翌9日に305.0円まで上昇する場面も見られております。なお、タイ政府は市況対策として、ゴム農家にタッピング時期を1ヶ月先送りする様に要請した模様。
先週、中国政府が追加の金融緩和策を打ち出し、需要減退懸念がやや後退。また、米英が関税交渉で合意し、米中貿易協議も進展するとの期待感が出始めております。
テクニカル的にもMACDの上昇が続いているだけに、このまま300円台を維持する様ですと、3月25日の高値358.5円から4月9日の安値281.0円の下げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の38.2%戻し水準310.6円を意識した動きになって行くことも想定されます。
なお、JPXが集計した4月30日時点の生ゴム(RSS)市場指定倉庫在庫は4885トンで、4月20日時点(4420トン)に比べて465トン増加。4旬連続で増加しております(入庫は815トン、出庫は350トン、前年同時期の在庫は9336トン)。
生ゴム(RSS)市場指定倉庫在庫
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