ドル指数
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昨晩の米国市場で、ドル指数は一時97.204まで低下し、2022年3月以来約3年3ヶ月ぶり低水準となっております。米メディアが、トランプ米大統領がFRBのパウエル議長の後任について早期の指名を検討していると報じたことを受けて、FRBの独立性に懸念が拡がり、ドルを売る動きが拡がったようです。
◆トランプ米大統領、FRB後任議長「3~4人から選ぶ」
トランプ米大統領は6月25日に、FRBの後任議長について「3~4人の中から選ぶことになる」と明らかにしました。具体的な名前には触れず。パウエルFRB議長については「幸いなことに、もうすぐ辞める。彼はひどいと思うからだ」と述べております。
なお、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは同日、トランプ米大統領がパウエル議長の後任を今年夏から秋にかけて、前倒しで発表する意向だと報じました。パウエル氏の任期は来年5月まで。次期議長を早めに発表すれば、パウエル氏の影響力がそがれる恐れがあります。
◆ラトニック米商務長官、「次回会合で利下げを」
ラトニック米商務長官も6月25日に、X(旧ツイッター)で、FRBのパウエル議長に対して、7月のFOMCで利下げしろ」と投稿。トランプ氏がパウエル氏を繰り返し批判する中、政権の経済高官でもトランプ氏に追随する動きが出ております。
なお、トランプ米大統領は6月19日に、政策金利は現行水準より2.5%低くなるべきだとSNSに投稿し、FRBに改めて利下げを要求しております。
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