ダウ工業株30種平均

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昨晩のダウ工業株30種平均線は、前営業日比344.11ドル高の44828.53ドルで終了。中国が米国へのレアアース(希土類)の輸出を迅速化すると発表した一方、米国も対中輸出規制の一部を緩和すると報じられたことを受けて、投資家のリスク選好が強まる中、6月30日に2月20日以来の44000ドル台を回復するなど、6月26日から7月1日まで4営業日続伸。2日は小反落となったものの、翌3日は反発。6月米雇用統計で非農業部門就業者数は前月比14.7万人増と、前月(改定値、14.4万人増)とほぼ同水準。市場予想(11.0万人)を上回ったことから、米景気に対する懸念が後退し、44885.83ドルまで上昇する場面も見られております。

人工知能(AI)向け需要の拡大期待が再び高まり、ハイテク株を中心に買いが拡がる中、ハイテク株中心のナスダック総合指数やS&P500種株価指数は連日で最高値を更新しております。また、個別銘柄では、半導体大手のエヌビディア株も最高値を更新しました。

ダウの相対力指数(RSI)は75%まで上昇しており、買われ過ぎ感も意識され始めているようですが、MACDの上昇が続く中、このまま1月31日に付けた年初来高値45054.36ドルを上抜くことが出来るか注目されます。

トランプ米政権による相互関税の上乗せ分の一時停止期限が9日に迫る中、投資家のリスクオフ姿勢が再度強まる可能性もありますが、トランプ減税の延長を柱とする減税・歳出法案は成立する見込みで、現行の所得税減税の2025年末の失効を回避出来る見通しとなり、株価を下支えしそうです。目先は7月中旬から本格化していく4-6月期米主要企業の決算が注目されます。

 

 

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