OPECプラス参加国の原油生産量

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石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」で自主減産を実施しているサウジアラビア、ロシア、イラクなど有志8ヶ国は、7月5日にオンラインで会合を開催し、8月の増産量を日量54.8万バレルに決定しました。米国やブラジルなどが供給量を増やす中、増産ペースを加速させ、市場シェアの回復を目指す模様。

原油価格の下支えを目的に2023年11月から実施してきた日量220万バレルの自主減産を4月から18ヶ月かけて段階的に縮小する予定だったものの、4月に日量13.8万バレル増産、5月、6月、7月は当初計画の3倍にあたる水準の日量41.1万バレル増産を決定。8月は4倍にあたる日量54.8万バレルに増産ペースを加速させる予定で、4月からわずか5ヶ月間で日量192万バレル分の減産幅を縮小。原油供給の拡大が続いております。

「OPECプラス」は「健全な市場基盤を踏まえた」と言及。その上で、「市場の状況の変化に応じて、増産を一時停止したり取りやめたりする場合がある」と強調しました。なお、当初予定の7月6日から1日前倒しされております。次回会合は8月3日に開催し、9月分の増産量を決める予定。

 

※有志8ヶ国・・・・ロシア、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、クウェート、イラク、アルジェリア、カザフスタン、オマーン

 

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