投資部門別売買動向(月別)

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日本取引所グループ(JPX)が発表した8月投資部門別株式売買動向(現物株と先物合計)によると、海外投資家は1兆5173億円買い越し。4ヶ月連続で買い越しとなっております。現物は664億円の買い越しと、5ヶ月連続で買い越したものの、買い越し額は最小でした。先物は1兆4508億円の買い越しと、3ヶ月連続で買い越し。

個人は1兆1313億円の売り越し。6ヶ月連続で売り越しとなっております。現物は1兆1397億円の売り越しと、4ヶ月連続で売り越し。先物は83億円の買い越しと、2ヶ月連続で買い越し。

事業法人は1兆0695億円の買い越しと、4ヶ月連続で1兆円を上回っております。一方、年金基金の売買動向を反映するとされる信託銀行は8621億円の売り越しと、4ヶ月連続で売り越しとなりました。

8月の日経平均株価は前月末比1648.65円高の42718.47円で終了。5ヶ月連続で上昇となりました。7月米雇用統計が市場予想を大幅に下回る結果となり、FRBによる早期利下げ観測が強まる中、8月12日に昨年7月11日の高値42426.77円を上抜き、1年1ヶ月ぶりに最高値を更新。連日で最高値を更新する中、8月19日に43876.42円まで上昇する場面もみられております。ただ、急ピッチな上昇に対する懸念が強まる中、その後は上値の重い展開となりました。

なお、出遅れ感のある日本株に海外マネーが流入する中、8月月間の売買代金は103兆円と、2024年8月に次ぐ過去2番目の大きさとなっております。

 

 

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