米国産コーン需給
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◆コーン
米農務省(USDA)は9月12日に発表した9月農産物需給報告で、新穀となる2025-2026年度米国産コーンの期末在庫を21億1000万ブッシェルと、前月見通し(21億1700万ブッシェル)から700万ブッシェル下方修正。ただ、市場予想平均(20億1100万ブッシェル)は上回りました。実現すれば、2018-2019年度以来の高水準となります。
供給面は、イールド(単収)を186.7ブッシェルと、前月見通しから2.1ブッシェル下方修正。ただ、実現すれば過去最高になる見込み。また、作付面積が140エーカー、収穫面積が130万エーカー、それぞれ上方修正されたことから、生産高は7200万ブッシェル上方修正されて、168億1400万ブッシェルと予測。また、期初在庫が前月から2000万ブッシェル上方修正しております。収穫面積は1933年以来、作付面積は1936年以来の大きさとなる見込み。需要面は、輸出高を1億ブッシェル上方修正しております。
2025-2026年度世界コーンの期末在庫は2億8140万トンと、前月見通し(2億8254万トン)から下方修正。市場予想平均(2億8163万トン)も下回りました。
世界生産高は12億8658万トンと、前月見通し(12億8858万トン)から引き下げております。国別では、米国は4億2711万トンと、前月見通し(4億2526万トン)から上方修正。ウクライナ(3200万トン)、アルゼンチン(5300万トン)、ブラジル(1億3100万トン)、中国(2億9500万トン)は前月見通しで据え置き。中国の輸入高は1000万トンで据え置き。
◆大豆
新穀となる2025-2026年度米国産大豆の期末在庫を3億ブッシェルと、前月見通し(2億9000万ブッシェル)から1000万ブッシェル上方修正。市場予想平均(2億8800万ブッシェル)も上回りました。
供給面は、イールド(単収)を53.5ブッシェルと、前月見通しから0.1ブッシェル下方修正したものの、作付面積が20万エーカー、収穫面積が20万エーカー、それぞれ上方修正されたことから、生産高は9000万ブッシェル引き上げて、43億0100万ブッシェルと予測。需要面は、輸出高を2000万ブッシェル下方修正した一方、圧砕高は1500万ブッシェル上方修正しております。
2025-2026年度世界大豆の期末在庫は1億2399万トンと、前月見通し(1億2490万トン)から下方修正。市場予想平均(1億2477万トン)も下回りました。
世界生産高は4億2587万トンで、前月見通し(4億2639万トン)から下方修正しております。国別では、米国は1億1705万トンと、前月見通し(1億1682万トン)から下方修正。ブラジル(1億7500万トン)、アルゼンチン(4850万トン)、中国(2100万トン)は前月見通しで据え置き。中国の輸入高は1億1200万トンで据え置き。
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