格付け大手フィッチ・レーティングスは9月12日に、フランス国債の格付けを「AAマイナス」から「Aプラス」へ1段階引き下げると発表しました。バイル内閣が下院の不信任で9日に総辞職し、財政健全化の行方が不透明になっていることが理由。

フィッチは引き下げについて、バイル前内閣の信任投票否決が「国内政治の一段の分裂と二極化を示している」とし、不安定な内政のせいで財政再建が遅れるとの見方を示しております。

ロイター通信によると、主要格付け会社による仏国債の格付けがシングルA格まで下がるのは初めてとなる模様。ムーディーズによる現在のフランスの格付けは「Aa3」、見通しは「安定的」。S&Pは「AAマイナス」、見通しは「ネガティブ」。

 

 

 

 

 

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