英国の政策金利
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英イングランド銀行(BOE、中央銀行)は金融政策委員会(MPC)を開催し、9月18日に政策金利を4.00%で据え置くことを発表しました。据え置きは2会合ぶり。持続的なインフレ圧力を排除するため、現行の金融引き締め水準を維持する必要があると判断した模様。据え置きは9人の政策委員のうち7人が賛成。残りの2人は0.25%の利下げを主張しました。
また、最近の神経質な債券市場を踏まえ、10月から12ヶ月間、量的引き締め(QT)のペースを年間1000億ポンドから700億ポンドに緩めることを決定しました。
英中銀は声明で、2%の物価目標を上回りインフレ率が高止まりする中、「基調的なインフレ収束の流れは継続している」と分析。ただ、「一時的なインフレ上昇が賃金価格決定への上昇圧力となるリスクと、インフレ率が2%目標を上回る状態がより長く続く可能性」に警戒が必要だとしております。金融引き締めを巡っては「段階的かつ慎重なアプローチ」を維持するとしました。
なお、声明公表後の記者会見で、ベイリー総裁はインフレ率は目標の2%に戻ると見込んでいるが、まだ難局を抜け出したわけではない。今後の利下げは段階的かつ慎重に行う必要がある」と述べております。
◆ノルウェー中銀、2会合連続で利下げ
ノルウェー中央銀行は9月18日に、主要政策金利を0.25%引き下げて、4.00%にすると発表しました。利下げは前回6月に続き、2会合連続となります。
中銀は声明で、6月時点の見通しよりも高めの金利水準が今後は必要になるとの認識を示した一方、経済が予想通り推移すれば、来年にかけて追加利下げを行う方針を明らかにしました。
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