世界の金準備

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有力産金業界団体のワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)が、国際通貨基金(IMF)のデータを基に10月3日に発表したレポートによると、8月の公的機関の金準備は前月比0.28トン減少の36359.45トンと、6ヶ月ぶりに減少に転じました。外貨準備に占める金の割合は21.67%で、前月(21.67%)と変わらず。ただ、ネット・ベースの購入量は15.1トンとなっております。

公表されている金保有国ベスト100で前月から増加させた国は11ヶ国、減少させた国は4ヶ国。最も増加した国はカザフスタンで7.7トン増加、最も減少した国はインドネシアで12.9トン減少。

国別にみると、主要国では中国は同1.9トン増と、10ヶ月連続で増加。ロシアは同3.1トン減と、7ヶ月ぶりに減少に転じました。インドは2ヶ月連続で増減がありませんでした。トルコは同1.9トン増と、8ヶ月連続で増加。カザフスタンは同7.7トン増と、6ヶ月連続で増加となっております。ウズベキスタンは同1.9トン増と、増加に転じております。

欧州では、ポーランドは2ヶ月ぶりに増減がありませんでした。なお、既報通りポーランド国立銀行(中央銀行)は9月に、外貨準備高に占める金の割合を30%に引き上げることを明らかにしております。

チェコは同1.7トン増と、30ヶ月連続で増加。セルビアは同0.5トン増と、4ヶ月連続で増加。スロべニアは同0.3トン増と、4ヶ月ぶりに増加に転じております。また、ブルガリアは同2.1トン増と、2020年2月以来の増加となっております。キルギスは5ヶ月ぶりに増減がありませんでした。

アジアでは、フィリピンは同0.9トン増と、4ヶ月連続で増加。一方、インドネシアは同12.9トン減少。また、モンゴルは同0.1トン減となっております。

中東では、UAEは同0.4トン減。カタールは増減がありませんでした。アフリカでは、ガーナが同1.6トン増と、6ヶ月連続で増加。中南米では、トリニダード・トバゴは同0.1トン増となっております。

 

中東諸国の金準備

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東南アジア諸国の金準備

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東欧諸国の金準備

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