ダウ工業株30種平均

↓クリックすると拡大します↓

 

昨晩のダウ工業株30種平均は、前営業日比243.36ドル安の46358.42ドルで終了。

9月25日に一時45785.17ドルまで下げるなど、7営業日ぶりに46000ドルを割り込みました。ただ、FRBによる利下げが米経済を支えるとの見方が拡がる中、その後9月26日から10日3日まで6営業日続伸。人工知能(AI)分野が相場を牽引する中、3日に9月23日の高値46714.27ドルを上抜いて、一時47049.64ドルまで上昇するなど最高値を更新。初めて47000ドル台に乗せる場面もみられております。

ただ、「AIバブルではないか」との懸念が燻り始めるなど、相場の過熱感が意識され始める中、その後は調整地合いが強まり、10月6日から9日まで4営業日続落中。9日に46271.40ドルまで下げる場面もみられております。

米政府機関の一部閉鎖が続いておりますが、短期間で終了すれば、民間企業への悪影響は限定的との見方は多く、歴史的に株式相場は堅調になる傾向があることから、大きな売り材料とは意識されず。

ただ、閉鎖は2週目に突入。与野党の対立激化で、予算成立の目途が全く立たず、約7年ぶりの政府機関の一部閉鎖は終わりが見えない状況が続いております。そのため、閉鎖が長期化すれば、消費者心理が冷え込み、米景気を下押しするとの懸念も出始めている様です。

目先は節目の46000ドルを維持出来るかが焦点となりそうです。割り込むようですと、短期的に50日平均線や8月1日の安値43340.68ドルから10月3日の高値47049.64円の上げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の38.2%押し水準45632.82ドル辺りまで下げて来ることも想定されます。

また、来週からは米主要企業の7-9月期決算が本格化します。関税が企業利益の逆風になったとの見方もある中、市場予想を上回る好決算となるか注目されます。

 

 

※豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。銘柄の選択、売買価格など投資にかかる最終決定は弊社の重要事項説明書を十分にお読み頂き、投資家自身の判断でなさる様にお願い致します。本資料作成につきましては細心の注意を払っておりますが、その正確性については保証するものではなく、万一その内容に誤りがあった場合、その誤りに基づく障害については当社は一切の責任を負いかねます。