日経平均株価

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日経平均株価は前営業日比635.39円高の50911.76円で終了となり、反発。閉鎖している米政府機関の早期再開への期待を背景に、投資家のリスク選好姿勢が強まったようです。ただ、高値は50969.50円に留まり、51000円台を回復することは出来ずとなっております。

◆日銀10月会合の「主な意見」:利上げ検討の意見相次ぐ

日銀は11月10日に、10月金融政策決定会合の主な意見を公表。1人の政策委員が「金利正常化をもう一歩進める上で、条件が整いつつある」と述べるなど、利上げを前向きに検討すべきだとの意見が相次いだ模様。ある委員は、米関税政策の影響について「今後本格化するとしても、想定される規模は以前よりは小さくなってきている」と指摘。「物価目標がおおむね達成されたとの判断の確度はより高まった」との意見もあったようです。

金融政策に関しては「適切な情報発信を続けながらタイミングを逃さずに利上げを行うべきだ」、「円安を通じて物価が大きく上押しされるリスクを考えれば早めの利上げが望ましい」など、近い時期の政策変更が適切との意見が多く出された模様。ただ、高市政権の発足直後で経済政策の方向性が十分に明らかでないことを踏まえ「状況をもう少しだけ見極めることが適当だ」との見解もあったようです。

◆中川日銀審議委員、データ確認して適切に金融政策判断

日銀の中川審議委員は11月10日に岡山市で講演し、金融政策運営について「今後把握できるデータや情報を引き続き丁寧に確認し、適切に政策を判断していく」と述べております。その上で、「経済・物価の見通しが実現していくとすれば、情勢の改善に応じて、引き続き政策金利を引き上げ、金融緩和の度合いを調整していく」との考えを改めて強調しました。一方で、経済・物価の先行きを巡り、「なお高い不確実性がある」と指摘しております。

 

 

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