もうはまだなり、まだはもうなり

スイスの金輸出量

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スイス連邦統計局によると、10月スイス金輸出量（速報値）は前年同月比42.1％増加の128.22トンと、5ヶ月連続でプラスとなりました。ただ、3月（154.44トン）以来6ヶ月ぶり高水準となった前月（143.54トン）は下回っております。2025年1-10月期累計では前年同期比20.6%増加の1416.19トン。ドル建て金価格が最高値を更新する中でも、需要期を控えて輸出が伸びた国が多かったようです。

国別で見てみると、中国への輸出は前年同月比58.0%減少の2.10トンと、前月（31.01トン）から減少。2月（0.00トン）以来の低水準に留まっております（前年同月は5.00トン）。香港は0.90トン（前年同月は0.02トン）。

インドは前年同月から2.2倍増の25.90トンと、前月（29.95トン）は下回ったものの、２ヶ月連続で20トンを上回りました（前年同月は11.77トン）。

トルコは前年同月から2.6倍増の11.06トンと、4月（12.08トン）以来の高水準。また、タイは前年同月から18.5倍増の13.85トンと、2022年7月（17.55トン）以来の高水準（前年同月は0.75トン）、シンガポールは前年同月から5.8倍増の2.38トン（前年同月は0.41トン）でした。

サウジアラビアは同71.2%増加の5.92トンと、10ヶ月ぶりにプラスに転じました。昨年11月（6.04トン）以来の高水準となっております（前年同月は3.46トン）。なお、日本は0.50トン（前月は0.00トン）、米国は0.35トンと（前月は4.22トン）でした。

国別　スイスの金輸出量（前年同月の比較）

※豊トラスティ証券作成

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