中国PMI
↓クリックすると拡大します↓
中国国家統計局が11月30日に発表した11月中国製造業PMI(購買担当者景況指数)は49.2と、前月比0.2ポイント上昇。上昇に転じたものの、景気の拡大・縮小を判断する節目の50は8ヶ月連続で下回りました。なお、8ヶ月連続の50割れは統計を遡れる2005年以降で最長となります。長引く内需不足に加え、米中「貿易戦争」の影響や企業間の競争激化、政府の生産抑制の指示などが下押し要因となっている模様。
項目別では、柱となる新規受注は49.2と、前月比0.4ポイント上昇。ただ、5ヶ月連続で節目の50を割り込みました。また、外需関連指数の新規輸出受注は47.6と、同1.7ポイント上昇したものの、節目の50は19ヶ月連続で下回っております。一方、生産は同0.3ポイント上昇の50.0と、節目の50を上回りました。なお、企業規模別では、大企業が49.3と、前月から低下下一方、中規模企業は48.9、小規模企業は49.1と、共に上昇しております。
同時に発表されたサービス業の動向を示す非製造業ビジネス活動指数は49.5と、前月比0.6ポイント低下。2022年12月(41.6)以来、35ヶ月ぶりに節目の50を下回りました。外食や旅行などのサービス業が不振でした。
※PMIは製造業3200社を対象に新規受注や生産、従業員数などの状況を項目ごとに調査されております。50を上回れば前月より拡大、下回れば縮小を示します。
※豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。銘柄の選択、売買価格など投資にかかる最終決定は弊社の重要事項説明書を十分にお読み頂き、投資家自身の判断でなさる様にお願い致します。本資料作成につきましては細心の注意を払っておりますが、その正確性については保証するものではなく、万一その内容に誤りがあった場合、その誤りに基づく障害については当社は一切の責任を負いかねます。
