OPEC加盟国の原油生産量
↓クリックすると拡大します↓
石油輸出国機構(OPEC)が12月11日に公表した月報によると、11月のOPEC加盟国の産油量は前月比日量0.1万バレル減少の日量2848.0万バレルと、8ヶ月ぶりに減少に転じました。加盟12ヶ国中、増加した国は5ヶ国。減少した国は7ヶ国でした。
OPEC加盟国の原油生産量
↓クリックすると拡大します↓
国別では、OPECの盟主であるサウジアラビアは前月比日量5.3万バレル増の日量1005.3万バレルと、8ヶ月連続で増加。UAEは前月比日量1.7万バレル増、クウェートは前月比日量1.3万バレル増、リビアは前月比日量0.3万バレル増となった一方、ベネズエラは前月比日量2.7万バレル減、イランは前月比日量1.9万バレル減、イラクは前月比日量2.1万バレル減となっております。
OPECの世界原油需要見通し
↓クリックすると拡大します↓
ロイター通信の試算によれば、石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなど非加盟の産油国で構成する「OPECプラス」が11月の原油生産ペースを2026年も続けた場合、2026年世界石油需給は日量6万バレルの供給過剰となり、世界石油需給はほぼ均衡すると見通し。
2025年世界石油需要は前年比日量130万バレル増の日量1億0514万バレル、2026年は前年比日量138万バレル増の日量1億0652万バレルと予測。5ヶ月連続で前月見通しを据え置いております。
中国の需要については、2025年は前年比日量22万バレル増の日量1687万バレル、2026年は前年比日量19万バレル増の日量1706万バレルと予測しております。
※豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。銘柄の選択、売買価格など投資にかかる最終決定は弊社の重要事項説明書を十分にお読み頂き、投資家自身の判断でなさる様にお願い致します。本資料作成につきましては細心の注意を払っておりますが、その正確性については保証するものではなく、万一その内容に誤りがあった場合、その誤りに基づく障害については当社は一切の責任を負いかねます。


