米個人消費支出(PCE)物価指数

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米商務省が12月5日に発表した9月米個人消費支出(PCE)物価指数は、前年同月比2.8%上昇。伸び率は前月(2.7%上昇)からやや加速したものの、市場予想(2.8%上昇)と一致しております。価格変動が激しいエネルギーと食品を除いたコア指数は2.8%上昇と、伸び率は前月(2.9%上昇)からやや鈍化(市場予想は2.9%上昇)。

トランプ米政権の高関税政策により、物価上昇率は緩やかながらも拡大傾向が続いており、依然としてFRBの物価目標である2%を大きく上回って推移しております。

モノの価格は1.4%上昇。前月(0.9%上昇)から伸び率が加速し、5ヶ月連続でプラスとなりました。一方、人件費の影響が大きいサービス価格は3.4%上昇と、前月(3.6%上昇)から鈍化しております。

物価の瞬間風速を映す前月比では総合指数が前月比0.3%上昇(前月は0.3%上昇)、コア指数は0.2%上昇(前月は0.2%上昇)でした。9月のPCE物価指数は当初、10月末に公表される予定でしたが、政府機関の一部閉鎖により延期されていました。

◆11月米人員削減数、前月同月比24%増

米調査会社チャレンジャー・グレイ・アンド・クリスマスは12月4日に、米企業や政府機関が計画する11月の人員削減数は前月同月比24%増の7万1321人だったと発表。11月単月として2022年以来の高水準となっております。

 

 

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