米金融大手6行の純利益(通期)
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米金融大手6社の2025年通期決算が出揃い、6社の純利益は1572億ドルと、前年比8.1%増加。3年連続でプラスとなりました。5社が増収増益。人工知能(AI)の成長拡大見通しによる株高や相場変動に伴う株式取引の活発化、企業のM&A(合併・買収)に関する助言業務が堅調だったことが業績に寄与した模様。
最大手JPモルガン・チェースの純利益は前年比2.4%減の570億ドルと、6社で唯一の減益となっております。融資拡大で純金利収入が伸びたものの、IT大手アップルのクレジットカード事業取得に伴う信用コストの増加が純利益を押し下げたようです。
商業銀行業務の比重が大きい4行のうち、バンク・オブ・アメリカは同13.1%増の305億ドル、シティグループは同12.8%増の143億ドル、ウェルズ・ファーゴは同8.2増の213億ドルと、増益を確保。
また、投資銀主体のゴールドマン・サックスは同20.3%増の171億ドル、モルガン・スタンレーは同25.9%増の168億ドルとなっております。モルガンは売上高に相当する純営業収益と、純利益が過去最高を更新。ゴールドマンのソロモン最高経営責任者(CEO)はM&Aの底堅さを念頭に、「投資銀業務は今年加速する」と強気な見方を示しております。
なお、JPモルガンのダイモンCEOは、「米経済は引き続き底堅さを維持しており、FRBの最近の金融政策を背景に今後もしばらく続く可能性がある」との見方を示しました。ただ、「市場は複雑な地政学状況、インフレの高止まりなどのリスクを過小評価しているように見受けられる」と警鐘を鳴らしております。
米金融大手6行の通期決算(純利益)
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社名 |
2024年 |
2025年 |
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商銀主体4社 |
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JPモルガン・チェース |
584億㌦ |
570億㌦(2.4%減) |
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バンク・オブ・アメリカ |
269億㌦ |
305億㌦(13.1%増) |
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ウェルズ・ファーゴ |
197億㌦ |
213億㌦(8.2%増) |
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シティグループ |
126億㌦ |
143億㌦(12.8%増) |
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投資主体2社 |
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ゴールドマン・サックス |
142億㌦ |
171億㌦(20.3%増) |
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モルガン・スタンレー |
133億㌦ |
168億㌦(8.1%増) |
※豊トラスティ証券作成
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