OPECプラスの原油生産量割合

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◆「OPECプラス」の産油量

石油輸出国機構(OPEC)によると、OPEC加盟国と非加盟の産油国で構成する「OPECプラス」全体の1月原油生産量は前月比日量44.0万バレル減少の日量4244.8万バレルと、2ヶ月連続で減少しております。

そのうち、OPEC加盟国は前月比日量13.5万バレル減少の日量2845.3万バレルと、10ヶ月ぶりに減少に転じました。OPECの盟主であるサウジアラビアは前月比日量1.3万バレル増の日量1008.6万バレルと、10ヶ月連続で増加。イラクは前月比日量3.8万バレル増、UAEは前月比日量1.3万バレル増。一方で、ベネズエラは前月比日量8.7万バレル減、イランは前月比日量8.1万バレル減、ナイジェリアは前月比日量1.9万バレル減となっております。

OPEC非加盟国は前月比日量30.4万バレル減の日量1399.6万バレルと、2ヶ月連続で減少。ロシアは前月比日量5.8バレル減の日量924.6万バレルと、2ヶ月連続で減少。また、カザフスタンは日量132.6万バレルと、前月比日量24.9万バレル減少しております(「OPECプラス」で設定しているカザフスタンの生産枠は日量147.3万バレル)。

◆IEA

国際エネルギー機関(IEA)は2月12日に公表した月報で、2026年の世界石油需要を日量1億0487万バレルとし、前月見通しから日量11万バレル引き下げました。IEAは「経済的先行き不透明感と原油高」が消費を圧迫していると説明しております。

一方、世界石油供給は日量1億0860万バレルとし、前月見通しから日量10万バレル下方修正。1月に米国を襲った歴史的大寒波の影響で製油施設の稼働率が下がり、生産が一時落ち込んだことが理由。日量370万バレル程度の供給超過となり、依然として2025年(日量230万バレル)を大幅に上回る供給過剰になると予測しております。

◆EIA

米エネルギー情報局(EIA)は2月10日に公表した短期エネルギー見通し(STEO)で、2026年世界原油生産量は前年比日量156万バレル増の日量1億0785万バレルと予測。前月見通し(日量1億0765万バレル)から日量20万バレル引き上げております。上方修正は8ヶ月連続。

世界石油消費量は前年比日量120万バレル増の日量1億0479万バレルと予測。前月見通し(日量1億0482万バレル)から日量3万バレル引き下げております。日量306万バレルの供給過剰となる見込み。

2027年世界原油生産量は前年比日量90万バレル増の日量1億0875万バレルと予測。前月見通し(日量1億0818万バレル)から日量57万バレル引き上げております。

世界石油消費量は前年比日量128万バレル増の日量1億0607万バレルと予測。前月見通し(日量1億0609万バレル)から日量2万バレル引き下げております。日量268万バレルの供給過剰となる見込み。

中国の需要については、2026年は前年比日量21万バレル増の日量1681万バレル、2027年は前年比日量20万バレル増の日量1701万バレルとし、前月見通しで据え置いております。

◆OPEC

石油輸出国機構(OPEC)は2月11日に公表した月報で、2026年世界石油需要は前年比日量日量139万バレル増の日量1億0652万バレルと予測。7ヶ月連続で前月見通しで据え置いております。2027年は前年比日量134万バレル増の日量1億0786万バレルと予測。前月見通しで据え置き。

中国の需要については、2026年は前年比日量19万バレル増の日量1707万バレルと予測。4ヶ月連続で前月見通しで据え置きました。2027年も前年比日量20万バレル増の日量1727万バレルと、前月見通しで据え置き。

なお、OPECは世界石油需要について、航空や陸上輸送の需要増に加え、ドル安に支援されると説明。「石油などのドル建てコモディティー(商品)はドル安に伴って割安になり、世界的な需要の追い風となる」と指摘しております。

 

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