ダウ工業株30種平均
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昨晩のダウ工業株30種平均は前営業日比275.88ドル高の48185.80ドルで終了。
中東情勢が緊迫化する中でも46000ドル台で底堅く推移する一方、200日平均線がレジスタンスとして意識される中、上値の重い展開が続いていたものの、米国とイランの2週間の停戦合意を受けて8日に急伸。
バリュエーション(投資尺度)面の割高感が薄れたハイテク株を中心に幅広い銘柄に買いが入り、上げ幅は昨年4月9日以来、1年ぶりの大きさとなっております。翌9日も続伸となり、一時48323.95ドルまで上昇するなど、終値では3月4日以来の48000ドル台を回復しております。
投資家心理が改善したことに加えて、急転直下とも言える合意を受けて、売り方のショート・カバー(買戻し)の動きが強まったようです。なお、恐怖指数とも呼ばれるVIX指数は、米国・イスラエルとイランの武力衝突が始まって以降、不安心理が高まった状態とされる20を初めて下回っております。
目先は11日にパキスタンの首都イスラマバードで開催される予定の米国とイランの和平協議が進展するか注目されます。レバノンを含む停戦やイランのウラン濃縮、ホルムズ海峡の管理を巡って両国の認識のずれが露呈し始めており、イスラエルの存在が交渉の大きな障壁になるとの見方もあるようです。
交渉が決裂するようですと、投資家のリスクオフ姿勢が強まり、再度200日平均線を割り込む可能性がありそうです。一方で、停戦合意の実効性に懐疑的な見方が多い中、半歩でも交渉が進展すればアナウンス効果は大きく、一段高となることも想定されます。
当面は和平協議に関するヘッドラインに揺さぶられる展開が続きそうですが、物流や空運などで構成するダウ輸送株平均が9日に最高値を更新。主要な半導体関連銘柄で成り立つフィラデルフィア半導体株指数(SOX)も連日で最高値を更新するなど、米国株が反転する兆しが出始めております。
テクニカル的にもMACDが上昇し始める中、50日平均線や2月10日の高値50512.79ドルから3月30日の安値45057.28ドルの下げ幅をフィボナッチ・リトレ―スメントで見た場合の半値戻し水準47785.04ドルを上抜いただけに、このまま61.8%戻し水準48428.79ドルや一目均衡表の雲を上抜くことが出来るか注目されます。
VIX指数
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