米金融大手6行の純利益(四半期別)

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米大手銀行6社の2026年1-3月期決算が出揃い、6社の純利益は前年同期比18.2%増の473億ドル、売上高にあたる純営業収益は10%増の1640億ドルと、6社が増収増益となりました。中東情勢の緊迫化を背景とした金融市場の乱高下を受け、株式などの取引仲介に対する顧客の需要が高まったほか、企業のM&A(合併・買収)の活発化が関連事業の業績を押し上げた模様。

最大手JPモルガン・チェースの純利益は前年同期比13%増の164億ドル。株式や債券のトレーディング収入が20%増と主導し、M&Aの助言など投資銀行事業も伸びております。同様にバンク・オブ・アメリカは17%、シティグループは42%、ウェルズ・ファーゴは7%増益となっております。投資銀主体のゴールドマン・サックスとモルガン・スタンレーもトレーディングやM&A助言業務が好調でした。

各社幹部らは、米経済について前向きな見方を示した一方で、中東情勢や原油価格の上昇、トランプ米政権の高関税政策を巡る不透明感などをリスクに挙げております。JPモルガンのダイモン最高経営責任者(CEO)は、「最終的にどう展開するか予測出来ない」と警戒感を示しました。

また、銀行以外の投資会社などによる融資に基づく金融商品「プライベートクレジット」に対する不安が高まる中、各社は関連債権の保有状況を説明。ただ、「長期的な成長機会について良好な見通しを持っている」(ゴールドマンのソロモンCEO)などと強気な姿勢を示しております。

 

 

米金融大手6行の2026年1-3月期決算

 

純営業収益

純利益

JPモルガン・チェース

498億㌦

164億㌦

バンク・オブ・アメリカ

302億㌦

85億㌦

ウェルズ・ファーゴ

214億㌦

52億㌦

シティグループ

246億㌦

57億㌦

ゴールドマン・サックス

172億㌦

56億㌦

モルガン・スタンレー

205億㌦

55億㌦

※豊トラスティ証券作成

 

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