ダウ工業株30種平均

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昨晩のダウ工業株30種平均は前営業日比179.71ドル安の49310.32ドルで終了。

イランによるホルムズ海峡開放の表明を受けて、投資家のリスク選好姿勢が強まり、4月17日に急伸。2月26日以来の49000ドル台を回復しました。米国がイランの港湾に出入りする船舶の封鎖を続けていることに反発し、対米強硬派の「革命防衛隊」がホルムズ海峡の再封鎖に踏み切ったため、週明け20日は小反落となったものの、21日に49848.69ドルまで上昇する場面も見られております。

米国とイランの2週間の停戦期限が迫る中、トランプ米大統領がSNSで21日に停戦を延長すると表明。ただ、トランプ氏は新たな期限は明示せず「イランとの協議の結論が出るまで」停戦を続ける方針を示し、イランの港湾への船舶の出入りを阻止する海上封鎖は継続すると発表。イランも「米国の封鎖が続く限り、ホルムズ海峡を開放しない」と強硬姿勢を示す中、高値を維持することは出来ず。翌22日は反発に転じたものの、米国とイランの戦闘終結に向けた協議が難航するとの見方が拡がる中、23日に48861.31ドルまで下げる場面も見られております。

一方、人工知能(AI)関連銘柄を積極的に買う「AIトレード」が続いており、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は3月31日から4月23日まで17営業日続伸中となっております。

引き続き和平協議に関するヘッドラインに揺さぶられる展開が続きそうですが、11月の中間選挙や5月の訪中を控えて、市場では早期に戦闘終結に持ち込みたいのがトランプ米大統領の本音との見方が多く、米国とイランの戦闘が終結に向かうとの期待感は依然強い模様。恐怖指数とも呼ばれる「VIX指数」は9日以降、終値では節目の20を下回って推移しております。

ただ、イラン指導部内で対米強硬派と対話を探る現実派の対立が激化していると報じられる中、対米交渉にあたっていたガリバフ国会議長が交渉の担当から外れると報じられており、和平協議は一段と難航するとの見方が出ております。戦闘終結の合意が出来ないまま、しばらく停戦状態が続く可能性もありそうです。

原油高への警戒感が強い一方、市場参加者の関心は企業決算に関心を移りつつあるとの見方も出ておりますが、49000ドルを割り込む様だと、100日平均線辺りまで下げて来ることも想定されます。

最後に、ハイテク株中心のナスダック総合指数は3月31日から4月17日まで13営業日続伸。連日で最高値を更新する中、4月23日に24664.87まで上昇する場面も見られております。なお、13営業日続伸は1992年1月以来、34年ぶり。S&P500種株価指数も連日で最高値を更新する中、4月23日に7147.78まで上昇する場面も見られております。

 

VIX指数

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