米ドル・円

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米ドル・円は、4月30日に160.72円まで円安が進み、前回円買い介入が実施された2024年7月以来の円安水準となる中、円が急伸。一時155.51円まで円高が進んでおります。政府・日銀が円買いの為替介入を実施したとみられております。

原油相場の反発を受けて米長期金利が上昇する中、円売りドル買いの動きが強まり、158円に迫る場面も見られたものの、政府・日銀による円買いの介入への警戒感から、90日平均線辺りでは円が買い戻される展開が続いております。

6日に154.99円まで円高が進むなど、日本の連休中に円相場が急騰する場面が複数回あったため、祝日で取引参加者が少ない中、円安進行を阻止するため、当局が複数回介入を行ったとの見方が浮上。一連の動きから介入ラインが160円から157円辺りに変更されたとの見方が拡がるなど、引き続き政府・日銀による円買い介入への警戒感が強まっているようです。

一方で、米国とイランの戦闘終結に向けた協議は先行きに不透明感が強く、「有事のドル買い」の動きは依然強い模様。原油高が続く中で実需のドル買いの動きも根強く、連休明けは156円台で揉み合う展開が続いております。

ただ、介入による円高の持続効果は限られるとの見方は多く、高止まりしている原油相場が落ち着くまでの時間稼ぎとの見方から、市場では早期利上げ観測が再度強まっている模様。また、ベッセント米財務長官が来週訪日する予定。日米が協調して円安進行を阻止する姿勢を示すようですと、一段と円高が進む可能性がありそうです。

テクニカル的にはMACDが下げ基調を強める中、90日平均線を下回って推移しているだけに、目先は1月27日の152.08円から4月30日の160.72円の上げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の61.8%押し水準155.38円を維持出来るかが焦点となりそうです。割り込むようですと、200日平均線辺りまで円高が進むことも想定されます。

なお、米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによると、大口投機家のIMM通貨(円)のネット・ロングは4月28日時点で前週比7599枚減少のマイナス10万2059枚と、2週連続で減少。9週連続でネット・ショートとなっております。

 

IMM円のネット・ロング

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