NY金
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先週のNY金(中心限月)は、前週末比86.2ドル高の4730.7ドルで終了。3週ぶりに反発に転じました。
4月27日から29日まで3営業日続落。100日平均線を挟んだ揉み合いが続いていたものの、米国とイランの戦闘終結に向けた協議に先行き不透明感が拡大。「有事のドル買い」が強まり、相対的にドル建て商品に割高感が生じたことや米長期金利の上昇が嫌気されて、4月27日に4700ドルを割り込みました。
4月29日に4522.2ドルまで下げる場面も見られたものの、心理的節目の4500ドルは維持。原油相場の上昇が一服したことに加えて、日本政府・日銀が円買い介入を実施したことを受けて円が急騰する中、ドル売りの流れが対円以外の主要通貨にも波及。相対的にドル建て商品に割安感が生じる中で、買い拾われて4月30日は4営業日ぶりに反発に転じました。米国とイランの戦闘が終結に近づいているとの見方から原油相場が急落。「有事のドル買い」が弱まる中、5月5日から8日まで4営業日続伸。7日に4月24日以来の4700ドル台を回復。4775.2ドルまで上昇する場面も見られたものの、100日平均線を上抜くことが出来ず。
米国とイランがホルムズ海峡周辺で交戦を続ける中、国営イラン通信(IRNA)が10日に、イランとの戦闘終結に向けて米国が示した提案に対して、イランが仲介国パキスタンを通じて回答したと報じる中、トランプ米大統領が同日にSNSで、回答に対して「全く受け入れられない」と批判したことから、現在取引中の時間外取引で原油相場が急伸。「有事のドル買い」が強まる中、相対的にドル建て商品に割高感が生じたこと受けて、現在取引中の時間外取引は反落となっております。
なお、4月米雇用統計(季節調整済み)で、景気動向を敏感に反映する非農業部門の就業者は前月比11.5万人増と、市場予想(6.2万人増)を大幅に上回り、失業率は4.3%と、前月から横ばいでした。
トランプ米大統領の訪中を14、15日に控える中、米国とイランが戦闘終結で合意出来るかが焦点となりそうです。ホルムズ海峡や周辺海域では引き続き米国とイランの攻撃の応酬が続いておりますが、中国が仲介姿勢を示す中、戦闘終結に向けた協議が進むとの期待も依然ある様です。
とは言え、米国が核開発計画と高濃縮ウランの放棄を求める一方、イランはウラン濃縮を国家の権利と主張しており、意見の隔たりは依然大きいとみられております。イラン内部で現実路線派と強硬路線派の意見がまとまらない可能性もあることから、先ずは戦闘終結で合意し、ホルムズ海峡の開放やイランの核開発計画の停止、米国の制裁解除など細部の協議を先送りする案が出ている模様。
テクニカル的には、100日平均線超えに失敗した形となっているだけに、4600ドル付近まで下げて来ることも想定されます。ただ、中国が4月に金準備を8.09トン積み増すなど、中央銀行やアジア圏を中心とした実需の買いが引き続き相場を下支えしそうです。
SPDRゴールド・シェアの金保有残高
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最後に、世界最大の金ETFである「SPDRゴールド・シェア」の金保有残高は前週末比1.78トン減少の1034.00トンと、3週連続で減少。
世界第2位の金ETFである「iシェアーズ・ゴールド・トラスト」は前週末比1.83トン減少の481.63トンと、3週ぶりに減少に転じました。
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