米ドル・円
↓クリックすると拡大します↓
米ドル・円は、政府・日銀が円買い介入をしたとみられる中、5月6日に154.99円まで円高が進む場面も見られたものの、実需を中心にドルが買い拾われる中、一段の円高とはならず。
じりじりと円安が進む中、12日に90日平均線を突破。訪日したベッセント米財務長官から円安を牽制する強い発言は見られなかったことから、14日に158円台を回復。一時158.42円まで円安が進み、政府・日銀が円買い介入をしたとみられる4月30日以来の円安水準となっております。
米国とイランの戦闘終結に向けた協議は先行きに不透明感が強く、「有事のドル買い」の動きが依然強いことに加えて、原油高が続く中で実需のドル買いの動きも根強い模様。原油価格が高止まりする中、ファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)の面で円買い要因が乏しく、市場では介入しても効果は限定的との見方が多かったが、早くも効果が薄れてきているようです。
それに加えて、今週発表されたインフレ指標で、インフレ圧力の高まりが示されたことを受けて、FRBによる年内の利下げ観測が後退。むしろインフレ対応を迫られるとの見方から、年内の利上げを見込む向きが増える中、主要通貨に対してドルを買う動きが再度強まっている模様。
ただ、再度160円に迫る動きとなるようですと、政府・日銀による円買い介入が再度実施されるとの見方は多い模様。また、日銀の増審議委員が14日に早期利上げに前向きな発言をするなど、日銀の早期利上げへの警戒感は依然として強いようです。
とは言え、テクニカル的にMACDがゴールデン・クロスとなる中、4月30日の160.72円から5月6日の154.99円の下げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の半値戻し水準157.86円を上抜きつつあります。このまま、61.8%戻し水準158.53円も突破するようですと、全戻しを意識した動きになって行くことも想定されます。
なお、米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによると、大口投機家のIMM通貨(円)のネット・ロングは5月5日時点で前週比4万0321枚増加のマイナス6万1738枚と、3週ぶりに増加。ただ、10週連続でネット・ショートとなっております。
IMM円のネット・ロング
↓クリックすると拡大します↓
※豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。銘柄の選択、売買価格など投資にかかる最終決定は弊社の重要事項説明書を十分にお読み頂き、投資家自身の判断でなさる様にお願い致します。本資料作成につきましては細心の注意を払っておりますが、その正確性については保証するものではなく、万一その内容に誤りがあった場合、その誤りに基づく障害については当社は一切の責任を負いかねます。

