NY金

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先週のNY金(中心限月)は、前週末比38.7ドル安の4523.2ドルで終了。2週連続で下落しております。

原油相場の高止まりを受けて、世界的な金利上昇が続く中、金利の付かない資産である金を手放す動きが強まり、5月14日から19日まで4営業日続落。米中首脳会談でイラン情勢が進展するような手掛かりが得られなかったことから、「有事のドル買い」が強まり、相対的にドル建て商品に割高感が強まったことも嫌気されたようです。20日に4455.0ドルまで下げるも、安値拾いの買いが入る中、終値では4500ドルを維持しております。

中長期的には強気な見通しが依然多いようですが、世界的な金利上昇が続く中、当面は上値の重い展開が想定されます。原油高によるインフレ対応でFRBが利上げを迫られるとの観測が拡がっていることも、上値を抑えるとみられております。CMEが公表している「フェドウォッチ」によると、2026年末時点の政策金利が現行の3.50〜3.75%で据え置かれるとの見方は5月22日時点で32.1%、年1回以上の利上げ見込みは67.9%となっております。

テクニカル的にも切り下がって来ている50日平均線がレジスタンスとして意識され始めている模様。一方、中央銀行やアジア圏を中心とした実需の買いが引き続き相場を下支えするとの見方は多いだけに、4500ドルを挟んだ揉み合いがしばらく続きそうです。200日平均線を維持しつつ、底値を固めることが出来るか注目されます。

目先は、米国とイランの戦闘終結に向けた交渉が進展するかが焦点となりそうです。トランプ米大統領は20日に、イランとの戦闘終結に向けた交渉について「最終段階に入っている」と発言。また、ロイター通信は21日に、イ​ラン高官が「合意にはまだ​至っていない​ものの、溝は縮小して​いる​」と述べたと報じており、戦闘終結が近づいているとの期待が拡がっております。

ただ、米国が核開発計画と高濃縮ウランの放棄を求める一方、イランはウラン濃縮を国家の権利と主張しており、意見の隔たりは依然大きいとの見方も根強く、合意に至るかは依然不透明な情勢。ロイター通信は21日に、イラン最高指導者モジタバ・ハメネイ師が高濃縮ウランを国外に出さないように指示したと報じております。

なお、トランプ米大統領は23日に、イランとの戦闘終結に向けた交渉について、「(合意が)間もなく発表される」とSNSに投稿。同日に米ニュースサイトのアクシオスは、米国とイランが60日間の停戦延長を含む合意に近づいていると報じました、ただ、翌24日にトランプ氏は米国の交渉団に合意を急がないよう伝えたとSNSに投稿するなど、発言は二転三転しておりますが、市場では緊迫化している中東情勢が改善に向かうとの期待が拡がっているようです。週明けの時間外取引は反発に転じてスタートしております。なお、22日にケビン・ウォーシュ氏がFRB議長に就任しましたが、金融政策金融政策については言及しませんでした。

 

SPDRゴールド・シェアの金保有残高

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最後に、世界最大の金ETFである「SPDRゴールド・シェア」の金保有残高は前週末比2.57トン減少の1034.85トンと、減少に転じました。

世界第2位の金ETFである「iシェアーズ・ゴールド・トラスト」は前週末比2.58トン減少の478.70トンと、3週連続で減少。

 

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