NY原油
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石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」で自主減産を実施しているサウジアラビア、ロシア、イラクなど有志8ヶ国は、9月7日にオンラインで会合を開催し、10月の生産方針について、前月比日量から日量13.7万バレル増産することを決定。2026年まで続ける予定であった有志国による自主減産枠日量166万バレルの減産を、前倒しで縮小に踏み切る模様。米国やブラジルなどが供給量を増やす中、価格維持よりも市場シェアの回復を優先する姿勢を見せております。なお、有志国は声明で、「現在の健全な市場基盤を踏まえた」としております。
なお、ロシアのノバク副首相は国営テレビで9月7日に、「OPECプラス」の合意について、同国は完全に順守していると述べました。ノバク氏は、原油市場は均衡を保っており、合意は非常に高い水準で履行されているとしております。
「OPECプラス」は、9月で終了する有志8ヶ国の自主減産(日量220万バレル)以外に、原則として参加国全体が実施している日量200万バレルの協調減産と、日量166万バレルの有志国による自主減産を行っており、5月末の閣僚級会合で2026年末まで続ける方針を示しておりました。次回会合は10月5日に開催予定。
※有志8ヶ国・・・・ロシア、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、クウェート、イラク、アルジェリア、カザフスタン、オマーン
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