ゴムRSS(中心限月、日足)
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先週のゴムRSS3(中心限月)は、4月28日から5月14日まで10営業日続伸。タイ政府が市況対策に乗り出し、産地価格が下げ止まりの動きを見せ始めていることに加えて、円安基調が強まったことが好感されて、5月8日に4月14日以来の300円台を回復。その後も、米中双方が大幅な関税引き下げで合意したことが好感されて、一段と騰勢を強める中、13日に310円台を回復。15日に一時320.5円まで上昇し、4月7日以来の320円台に乗せる場面も見られております。
急ピッチな上昇に対する警戒感から、買い方の利喰い売りに押され、19日に306.9円まで下げる場面も見られたものの、中国がゴムの備蓄を計画しているとの噂を受けて、急反発。327.2円まで急伸する場面も見られております。
MACDの上昇が続く中、2月3日を起点としたダウン・トレンドを上抜き、一目均衡表の雲に入り込んで来ております。また、3月25日の高値358.5円から4月9日の安値281.0円の下げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の半値戻し水準319.8円を上抜きつつあるだけに、このまま61.8%戻し水準328.9円超えを試す動きになって行くか注目されます。
なお、JPXが集計した5月10日時点の生ゴム(RSS)市場指定倉庫在庫は5409トンで、4月30日時点(4885トン)に比べて524トン増加。5旬連続で増加しております(入庫は702トン、出庫は178トン、前年同時期の在庫は9112トン)。
生ゴム(RSS)市場指定倉庫在庫
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