ゴムRSS(中心限月、日足)

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ゴムRSS3(中心限月)は、原油高が好感されて、6月13日から18日まで4営業日続伸。18日に終値ベースでは5月29日以来の300円台を回復。翌19日に310.0円まで上昇する場面も見られたものの、一目均衡表の雲がレジスタンスとして意識される中、戻り売りを浴びたようで「往ってこい」の展開となり、再び300円を割り込んでおります。

産地タイは増産期に入っており、ファンダメンタルズ的に上げづらい時期となっております。前述のように一目均衡表の雲がレジスタンスとして意識されていることに加えて、5月27日の高値330.2円から6月3日の安値280.0円の下げ幅をフィボナッチリトレースメントで見た場合の61.8%戻し水準311.0円辺りでは戻り売り圧力が強いようです。

一方で、290円辺りは買い拾われており、引き続き狭いレンジの動きが想定されます。テクニカル的に「Wボトム型」が意識され始める中、目先は底値を固める動きが強まるか注目されます

なお、JPXが集計した6月10日時点の生ゴム(RSS)市場指定倉庫在庫は5964トンで、5月31日時点(6505トン)に比べて541トン減少。8旬ぶりに減少に転じております(入庫は281トン、出庫は822トン、前年同時期の在庫は7429トン)。

 

生ゴム(RSS)市場指定倉庫在庫

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