ゴムRSS(中心限月、日足)
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ゴムRSS3(中心限月)は、11月7日から25日まで12営業日続伸。19日に7月25日以来の330円台を回復。年初来高値である2月3日の394.9円から、年初来安値である6月3日の280.0円の下げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の半値戻し水準337.5円を上抜き、28日に344.4円まで上昇するなど、4月2日以来の340円台を回復しました。
産地タイでは豪雨により各地で水害が発生。アヌティン首相は11月25日に南部のソンクラー県全域に3ヶ月間の非常事態宣言を発令する事態となっております。タイゴム公団の総裁は、天然ゴムの生産量は9万トン減少するとの見方を示していますが、産地の現物価格を見る限り、引き続き市場への影響は限定的のようです。
引き続き独自材料に乏しい中、円安基調が相場の下支えとなりそうです。テクニカルもMACDが上昇基調を維持しております。340円台を回復したことに加えて、相対力指数(RSI)が80%に近づく中、一旦押し目を入れる可能性もありそうですが、61.8%戻し水準351.0円を意識した動きになって行くか注目されます。
なお、JPXが集計した11月20日時点の生ゴム(RSS)市場指定倉庫在庫は2948トンで、11月10日時点(3620トン)に比べて672トン減少(入庫は323トン、出庫は995トン、前年同時期の在庫は1836トン)。2旬連続で減少した。
生ゴム(RSS)市場指定倉庫在庫
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