ダウ工業株30種平均
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昨晩のダウ工業株30種平均は、前営業日比124.10ドル高の46142.42ドルで終了。
FOMC(米連邦公開市場委員会)を控えて様子見ムードが強まる中、9月16日に一時45667.42ドルまで下げる場面もみられております。その後、FOMC(米連邦公開市場委員会)で、FRBは昨年12月以来9ヶ月ぶりに利下げを再開することを決定。利下げが米経済を支えるとの見方から景気敏感株や消費関連株に買いが入り、17日に4営業日ぶりに46000ドル台を回復。翌18日に一時46317.52ドルまで上昇するなど、連日で最高値を更新しております。
パウエルFRB議長は声明公表後の記者会見で、今回の利下げは「リスク管理のための利下げ」と説明。また、FOMC参加者の政策金利見通しで、年内にあと2回の利下げが行われるとの想定が示されたものの、細かく見てみると参加者19人のうち7人が、年内にさらなる利下げは必要ないとの見通しを示しており、FRBが積極的な「利下げサイクル」に着手するとの期待がやや後退しております。
とは言え、CMEが公表している「FedWatch(フェドウォッチ)」(9月18日時点)によると、年内にあと2回の利下げが行われるとの見方は依然として8割を超えており、「ゴルディロックス(適温経済)」相場が意識され始めているようです。
また、リスク投資の待機資金であるMMFの運用資産総額は9月17日時点で7.3兆ドルと、コロナ危機前の2019年(3.6兆ドル)から倍増していますが、FRBの利下げにより、MMFの利回りが連動して低下するようですと、MMFの資金が株式市場に流入するとの思惑も拡がっているだけに、来週も堅調な地合いが続きそうです。
「中銀ウィーク」を通過し、材料出尽くし感が強まる中、目先は8月1日を起点としたアップ・トレンドをサポートに46000ドル台を維持出来るか注目されます。
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