ダウ工業株30種平均

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ダウ工業株30種平均は、米カンザスシティー連銀主催の経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」を控えて様子見ムードが強まり、53000ドルを挟んだ揉み合いが続く中、8月28日に53819.65ドルまで上昇する場面も見られたものの、ウォーシュFRB議長の講演を受けて、FRBによる早期利上げ観測が再燃。米長期金利が上昇し、相対的な株式の割高感が意識される中、上値の重い展開が継続。

米国軍が8月30日に約1ヶ月ぶりにイランを攻撃し、イランも報復攻撃に出るなど、中東情勢が再度緊迫化したことが投資家心理の重荷となったようで、9月1日まで3営業日続落。1日に52691.31ドルまで下げる場面も見られております。

ただ、前日までの3営業日で800ドルあまり下げていたこともあり、安値拾いの買いが入る中、2日は反発に転じました。FRBのウォラー理事が3日の講演で、インフレ動向について「鈍化の兆しが見られ始めている」との見方を示し、9月のFOMC(米連邦公開市場委員会)で政策金利の据え置きを支持することを示唆。ハト派的な発言を受けて、FRBによる早期利上げ観測がやや後退。米長期金利が低下する中、3日も続伸となり、53746.50ドルまで上昇する場面も見られております。

4日に8月米雇用統計、11日に8月米消費者物価指数と、15、16日の両日にFOMCを控える中で重要な経済指標の発表が続きますが、ウォーシュFRB議長がジャクソンホール会議での講演で金融引き締めに前向きな姿勢を示した一方、前述のウォラー理事に加えて、NY連銀のウィリアムズ総裁が2日のCNBCとのインタビューで、「(政策金利の引き上げについて)様子見すべきだ」と述べるなど、FRB高官の意見は割れ始めており、9月のFOMCは「ライブな会合」(結果が事前には定まっておらず、金融政策の変更が実施される可能性がある会合)になるとの見方が強まっております。9月5日からFRB高官が金融政策に言及できないブラックアウト期間に入るため、来週は経済指標の発表に一喜一憂する展開となりそうです。

中間選挙の年の9月は相場が下げやすいという「アノマリー」が有名ですが、エヌビディアの好決算を受けても「AIラリー」再開の機運は高まらず。米長期金利の高止まりや中東情勢の先行き不透明感が強いことに加えて、米国の個人消費に変調の兆しが見え始める中、引き続き上値の重い展開が続きそうです。ただ、テクニカル的にMACDが下げ止まりの動きを見せる中、50日平均線辺りでは押し目買いが入りやすくなっているとの見方は多く、引き続き狭いレンジの動きが続きそうです。

 

SOX指数

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