ゴムRSS(中心限月、日足)
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ゴムRSS3(中心限月)は、10月2日に終値では6月25日以来の300円割れとなり、6日に295.8円まで下げる場面もみられております。ただ、相対力指数(RSI)が節目の30%を割り込み、突っ込み売り警戒感が強まる中、売り方のショート・カバー(買戻し)を中心に買い拾われて反発。3営業日ぶりに300円台を回復しました。
その後も反発場面が続き、9日に310円台を回復。翌10日に315.0円まで上昇する場面もみられております。ただ、新規材料が出たと言うよりは「高市トレード」を主因とした円安基調を好感した買いが入ったようです。
このまま7月25日の高値335.0円から10月6日の安値295.8円の下げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の半値戻し水準315.4円を上抜くことが出来るか注目されますが、米中貿易摩擦に対する懸念が再燃している上に、テクニカル的にも一目均衡表の雲がレジスタンスとして意識され始める中、週明けは戻り売りの展開となりそうです。とは言え、MACDがゴールデン・クロスとなっただけに、節目の300円辺りでは買い拾われることが想定されます。
最後に、JPXが集計した9月30日時点の生ゴム(RSS)市場指定倉庫在庫は3114トンで、9月20日時点(3015トン)に比べて99トン増加(入庫は452トン、出庫は353トン、前年同時期の在庫は2922トン)。3旬ぶりに増加に転じました。
生ゴム(RSS)市場指定倉庫在庫
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