ダウ工業株30種平均
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昨晩のダウ工業株30種平均線は、前営業日比404.41ドル高の43386.84ドルで終了。
米国がイランの核施設への攻撃に踏み切ったことを受けて、投資家のリスクオフ姿勢が強まる中、週明け6月23日は売りが先行。41981.14ドルまで下げる場面も見られたものの、42000ドルは維持したことから、買い拾われております。
トランプ米大統領がSNSに「イスラエルとイランは完全かつ全面的な停戦で合意した」と投稿したことを受けて、中東からの原油供給が途絶えるとの懸念が後退したことから、24日も大幅続伸となり、終値では3月5日以来の43000ドル台を回復。その後も、人工知能(AI)向け需要の拡大期待が再び高まる中、半導体大手のエヌビディア株が大幅高となり、最高値を連日で更新するなど、ハイテク株を中心に買い進められ、26日に43430.99ドルまで上昇する場面も見られております。
FRBのパウエル議長は今週行われた議会証言で、早期の利下げに慎重姿勢を崩さなかったものの、FRBのウォラー理事とボウマン副議長が相次いで7月の利下げ可能性について言及。FRBによる早期利下げ観測が俄かに高まる中、米長期金利が低下。投資家のリスク選好姿勢が強まったようです。
トランプ米政権の大型減税法案の行方や連邦政府の債務上限問題に加えて、相互関税の猶予期限である7月9日も迫っております。ここに来て、米景気の減速懸念も強まっており、中東情勢が一段と悪化するとの懸念も払しょくされておりませんが、米長期金利が低下する中、上昇トレンドを維持出来るか注目されます。テクニカル的にもMACDがゴールデン・クロスとなる中、2月20日以来の44000ドル台を回復する可能性もありそうです。
SOX指数
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