NY白金

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先週のNY白金(中心限月)は、前週比26.2ドル安の1575.4ドルで終了。4週連続で下落しております。

相関性の強い金相場が調整地合いを強める中、10月22日に1481.2ドル、28日に1501.6ドルまで下げる場面もみられるも、50日平均線がサポート・ラインとして意識される中、引き続き終値では1500ドルを維持。その後も、金相場の不安定な値動きに左右される展開が続く中、1600ドルを挟んだ揉み合いになりつつあります。

トランプ米大統領と中国の習近平国家主席が10月30日に韓国で会談し、関税や輸出規制を拡大しないことなどで合意。米中貿易摩擦への過度な懸念が後退しつつあることから、中国の需要増加期待が出始めている模様。

また、NYMEXの白金認証在庫や世界の白金ETFの白金保有残高は増加が一服し始めているものの、国際需給のひっ迫が意識されて1ヶ月物のリースレートは25%まで急上昇しており、引き続き実需の買いが相場の下支えとなっているようです。

テクニカル的もMACDが下げ止まりの動きを見せ始める中、目先は1600ドル台を回復しつつ、10月16日の高値1770.0ドルから10月22日の安値1481.2ドルの下げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の半値戻し水準1625.6ドルを上抜くことが出来るか注目されます。

 

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