NY白金
↓クリックすると拡大します↓
©Copyright Jiji Press Ltd. All rights reserved
・WPICの需給レポートはこちら
・ジョンソン・マッセイ社の需給レポートはこちら
・バルテラ・プラチナムの白金生産量はこちら
・中国の白金輸入量はこちら
先週のNY白金(中心限月)は、前週比99.6ドル安の2042.1ドルで終了。2週連続で下落しております。
ハメネイ師の後継に同師の次男反米強硬路線とみられているモジタバ・ハメネイ師が選出されたことを受けて、米国とイスラエルによるイラン攻撃が長期化するとの見方から、投資家のリスクオフ姿勢が強まる中、3月9日に2016.6ドルまで下げるも、引き続き節目の2000ドルを維持したことから安値は買い拾われております。
その後、トランプ米大統領が「イランとの戦争はほぼ終わった」と述べ、早期終戦の可能性を示唆したことや、主要国が協調して石油備蓄を放出するとの観測が拡がる中、原油価格が急落したため、投資家のリスクオフ姿勢が後退。翌10日に2245.7ドルまで上昇するも、原油価格が再び上昇し始める中、50日平均線を上抜くことは出来ず。
イラン情勢の緊迫化を受けた「有事のドル買い」の動きが続いており、相対的にドル建て商品に割高感が生じていることも引き続き上値を押されているようです。
実需に目を向けると、世界の白金ETFの白金保有残高は引き続き減少傾向にあります。また、1ヶ月物のリースレートは9%前後まで上昇して来ているものの、引き続き需給のひっ迫感は乏しく、積極的に買う動きは見られていない模様。
とは言え、白金業界団体「ワールド・プラチナム・インベストメント・カウンシル(WPIC)」が最新の需給統計で、2026年の世界白金需給は4年連続で供給不足となるとの見方を示す中、安値では供給ひっ迫感を意識した買いが入り易くなっているように見えます。
一方で、トランプ米政権から戦争終結に向けた明確な出口戦略が見えない一方で、イランは徹底抗戦の構えを崩していないことから、米国の中東での軍事作戦が市場が想定していたよりも長期化するとの見方が拡大。中東情勢や世界景気の先行き不透明感が強まる中、上値の重い展開が続いております。相関性の強い金相場も上値の重い展開が続いているだけに、引き続き100日平均線と50日平均線のレンジで推移することが想定されます。
※豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。銘柄の選択、売買価格など投資にかかる最終決定は弊社の重要事項説明書を十分にお読み頂き、投資家自身の判断でなさる様にお願い致します。本資料作成につきましては細心の注意を払っておりますが、その正確性については保証するものではなく、万一その内容に誤りがあった場合、その誤りに基づく障害については当社は一切の責任を負いかねます。
