NY白金

↓クリックすると拡大します↓

©Copyright Jiji Press Ltd. All rights reserved

・WPICの需給レポートはこちら

・ジョンソン・マッセイ社の需給レポートはこちら

バルテラ・プラチナムの白金生産量はこちら

・中国の白金輸入量はこちら

 

先週のNY白金(中心限月)は、前週比52.1ドル安の1939.7ドルで終了。2週連続で下落しております。

原油相場の高止まりを受けて、世界的な金利上昇が続く中、5月14日から19日まで4営業日続落。15日に50日平均線を維持出来ずに8営業日ぶりに2000ドルを割り込みました。3月23日の安値1703.0ドルから5月13日の高値2217.5ドルの上げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の半値押し水準1960.3ドルを維持出来ず、20日に1910.8ドルまで下げる場面も見られております。ただ、節目の1900ドルを維持したことから、安値は買い拾われております。

白金製錬業の英ジョンソン・マッセイ(JM)社は、2026年世界白金需給は11.5トンの供給不足になると予測。白金業界団体「ワールド・プラチナム・インベストメント・カウンシル(WPIC)」も、2026年世界白金需給は9.2トンの供給不足になると予測。3月時点の見通し(7.5トンとの供給不足)から不足幅を拡大させております。共に前年から不足幅は縮小する見通しであるものの、予想通りとなると4年連続で供給不足となることから、根強い供給懸念を背景に、実需を中心とした安値拾いの買いが相場を下支えしているようです。なお、調査会社メタルズ・フォーカスは18日に、白金族(PGM)は供給不足が続き、今年も​値上がりするとの見通しを示しております。

世界的な金利上昇が続く中、当面は上値の重い展開が続きそうです。50日平均線がレジスタンスとして意識され始める中、2000ドル付近では戻り売りが出易くなっております。200日平均線を維持しつつ、底値を固めることが出来るか注目されます。

目先は、米国とイランの戦闘終結に向けた交渉が進展するかが焦点となりそうです。トランプ米大統領は20日に、イランとの戦闘終結に向けた交渉について「最終段階に入っている」と発言。また、ロイター通信は21日に、イ​ラン高官が「合意にはまだ​至っていない​ものの、溝は縮小して​いる​」と述べたと報じており、戦闘終結が近づいているとの期待が拡がっております。

ただ、米国が核開発計画と高濃縮ウランの放棄を求める一方、イランはウラン濃縮を国家の権利と主張しており、意見の隔たりは依然大きいとの見方も根強く、合意に至るかは依然不透明な情勢。ロイター通信は21日に、イラン最高指導者モジタバ・ハメネイ師が高濃縮ウランを国外に出さないように指示したと報じております。

なお、トランプ米大統領は23日に、イランとの戦闘終結に向けた交渉について、「(合意が)間もなく発表される」とSNSに投稿。同日に米ニュースサイトのアクシオスは、米国とイランが60日間の停戦延長を含む合意に近づいていると報じました、ただ、翌24日にトランプ氏は米国の交渉団に合意を急がないよう伝えたとSNSに投稿するなど、発言は二転三転しておりますが、市場では緊迫化している中東情勢が改善に向かうとの期待が拡がっているようです。週明けの時間外取引は反発に転じてスタートしております。

 

※豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。銘柄の選択、売買価格など投資にかかる最終決定は弊社の重要事項説明書を十分にお読み頂き、投資家自身の判断でなさる様にお願い致します。本資料作成につきましては細心の注意を払っておりますが、その正確性については保証するものではなく、万一その内容に誤りがあった場合、その誤りに基づく障害については当社は一切の責任を負いかねます。