NY金
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先週のNY金(中心限月)は、前週末比85.3ドル高の4328.3ドルで終了。反発に転じました。
FOMC(米連邦公開市場委員会)を控えて4200ドル台で揉み合う展開が続いていたものの、FRBがFOMCで3会合連続の利下げを決定したことに加えて、短期国債の買い入れ開始を決定したことが好感され、11日に急伸。終値では10月20日以来の4300ドル台を回復しました。翌12日も続伸となり、4387.8ドルまで上昇する場面も見られております。
パウエル議長は、短期国債の買い入れは量的緩和(QE)とは異なると否定したものの、市場では事実上の量的緩和とみる向きは多く、FRBが短期国債の購入を通じて市場に流動性を供給することで、リスク資産に投機資金が流入し易くなるとの期待が拡がっているようです。
また、来年の利下げについて、市場では2回程度の利下げを見込む向きが多い一方、FOMC参加者の政策金利見通し(ドットチャート)によると、2026年は1回の利下げが想定されており、前回9月時点の見通しと変わらずでした。ただ、トランプ大統領が指名する次期FRB議長は、金融緩和に前向きな人物が就任するとの期待が勝っている模様。
ドットチャートを細かく見てみると2026年の利下げ回数が1回との見方は4人、2回は4人、3回は2人、4回は1人、また、ミラン氏とみられる1人は5回の利下げを予想。一方で、7人が利下げは無いとの見方を示すなど、依然としてFRB内で利下げ幅を巡る意見の相違があることが示されました。
また、「ブラックアウト」明けで、先週末はFRB高官の発言が相次いでおり、シカゴ連銀のグールズビー総裁は、来年金利が大幅に下がることを楽観しているとの見解を示した一方、フィラデルフィア連銀のポールソン総裁は、インフレ上振れリスクよりも労働市場の弱さを懸念していると発言。カンザスシティー連銀のシュミッド総裁は、金融政策は過度に抑制的ではないとする声明を公表。クリーブランド連銀のハマック総裁は、政策金利が中立水準付近にあるとの認識を明らかにしております。
ただ、米政府機関の一時閉鎖で遅延していた雇用や物価などの経済指標が揃えば、意見が集約されていく可能性がありそうです。今週は16日に11月米雇用統計、18日に11月米消費者物価指数(CPI)が発表される。雇用減速に関してはFRB内で概ね意見は一致しているように見えるだけに、インフレの鈍化が確認出来るようですと利下げ期待が高まり、10月20日の高値4398.0ドルを上抜いて、最高値を更新することも想定されます。
最後に、独素材大手のヘレウスは12月8日付レポートで、2026年の金相場見通しを1オンスあたり3750~5000ドルと予測。短期的には再び上昇する可能性はあるものの、2025年の劇的な上昇の後、2026年初めに調整や値固め局面を経て、次の上昇トレンドに入るとの見方を示しております。
SPDRゴールド・シェアの金保有残高
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最後に、世界最大の金ETFである「SPDRゴールド・シェア」の金保有残高は12月12日時点で前週末比2.86トン増加の1053.12トンと、3週連続で増加。
世界第2位の金ETFである「iシェアーズ・ゴールド・トラスト」は前週末比2.69トン増加の488.42トンと、2週連続で増加しております。
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