フランスの長期金利
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フランスのルコルニュ首相は10月5日に新内閣の閣僚を任命。ただ、緊縮予算を巡り9月に下院で不信任を突き付けられたバイル前内閣とほぼ同じ顔ぶれだったため、野党のほか、与党・政府内から批判が噴出し、約14時間後に総辞職しました。
なお、ルコルニュ氏は辞表提出後の演説で、予算協議で譲歩の用意はあったと主張。ただ、「どの政党も議会で過半数を持っているかのように振る舞い続けている」ため、現状の分裂議会をまとめるのは不可能と判断し、辞任を選択したと述べております。
フランスでは2年間で5人の首相が辞任。仏議会は中道の与党連合と野党の左派、極右の三つ巴で、野党の意向次第で内閣不信任決議が成立するため、内閣が短命化しております。
2026年度予算成立の見通しが立たない中、マクロン大統領は連立の枠組みを変えるか、解散総選挙を実施するか、辞任して新たな大統領選挙を実施するか選択を迫られるとの見方もあり、しばらくは不安定な政局が続く可能性がありそうです。
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