円の実質実効為替レート

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国際決済銀行(BIS)が毎月発表している円の通貨の総合的な価値を示す実質実効為替レート(2020年=100)を見てみると、5月は74.55と、前月(75.79)を下回りました。低下は4ヶ月ぶり。

デフレが長引き、物価上昇率が他国を下回り続ける中、日本の実質実効為替レートは1995年4月(193.97)をピークに水準を切り下げる中、2013年に節目の100を割込みました。

2021年以降、幅広い通貨に対して円安が進む中、実質実効為替レートは急速に切り下がり、2023年8月に、1970年8月を下回り、安値を更新。その後も低下は止まらず、2024年7月に68.27まで下げて、最安値を更新しました。その後、反発に転じているものの、依然として低水準で推移しております。

実質実効為替レートは約60ヶ国・地域を対象に、様々な通貨の相対的な価値を物価変動と貿易量などを考慮して算出。他の国より物価上昇率が高ければ上がり、低ければ下がる特徴があります(1993年以前は日銀の推計値)。

 

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