日経平均株価
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日経平均株価は前営業日比1284.93円安の50212.27円で終了となり、大幅続落。米国市場で人工知能(AI)関連株を中心にハイテク株の割高感が意識され始める中、国内市場でもここまで相場を牽引してきたAIや半導体関連株を売る動きが拡がった模様。一時49073.58円まで下げる場面もみられております。
心理的節目の50000円を割り込んだことを受けて、先月の株価急騰に乗り遅れた投資家の押し目買いが好業績銘柄を中心に入ったようで、安値から切り返して終了。終値では引き続き50000円を維持しております。
ただ、10月中国製造業PMIが7ヶ月連続で節目の50を割込み、中国の景気減速懸念が再燃し始めていることに加えて、FRBのパウエル議長が10月のFOMC(米連邦公開市場委員会)後の記者会見で、予想外にタカ派な発言をしたことを受けて、米金融政策の先行き不透明感が強まる中、投資家のリスクオフ姿勢が強まっている模様。
テクニカル的(11月5日時点)には、相対力指数(RSI)は58%まで低下。25日平均線との上方乖離率は3.39%と、節目の5%を下回りました。一方で、200日平均線との上方乖離率は24.69%と、依然として節目の20%を上回って推移しているだけに、このままMACDがデッド・クロスとなるようですと、一段と調整安が進む可能性もありそうです。
引き続き50000円を維持出来るかが焦点となりそうですが、割り込むようですと、本日の安値49073.58円、次いで10月1日の安値44357.65円から11月4日の高値52636.87円の上げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の半値押し水準48497.26円辺りまで下げて来ることも想定されます。
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