日経平均株価
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日経平均株価は前営業日比24.98円高の39810.88円で終了となり、小幅続伸。一時40012.66円まで上昇し、3営業日ぶりに40000円台を回復する場面も見られたものの、終値で回復することは出来ず。急ピッチな上昇に対する警戒感に加えて、7月上旬に上場投資信託(ETF)の分配金を捻出するための売りが出るとの懸念から、上値の重い展開が続いております。
前日にお伝えしたように、日本取引所グループ(JPX)のデータによると、6月第4週(6月23日~6月27日)に海外投資家は日本の現物株を3398億円買い越しました。13週連続で買い越しとなっておりますが、トランプ米政権による相互関税の上乗せ分の一時停止期限が9日に迫る中、日米の貿易交渉は難航しております。トランプ米大統領は7月1日に、日本との関税交渉で合意が難しいとの考えを明らかにした上で、対日相互関税の税率を30%や35%に上げる可能性を示唆しました。関税交渉が長引くようだと、先行き不透明感から、海外投資家の買いが弱まる可能性がありそうです。
このまま終値で40000円台を回復することが出来ないようですと、短期的に5月22日の安値36855.83円から6月30日の高値40852.54円の上げ幅をフィボナッチリトレースメントで見た場合の38.2%押し水準39325.80円辺りまで下げて来ることも想定されます。
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