日経平均株価
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日経平均株価は前営業日比695.59円安の47582.15円で終了となり、3営業日ぶりに反落。米地銀の融資を巡る懸念が強まる中、投資家のリスクオフ姿勢が強まったようです。円相場が円高基調を強めていることも嫌気された模様。一時47494.31円まで下げる場面もみられております。
米政府機関の一部閉鎖に伴う米景気の下押し懸念や米中貿易摩擦が再燃する中、48000円付近では買い方の利喰い売りが出易くなっている模様。とは言え、日本株の先高期待はなお強く、来週21日に行われる予定の首相指名選挙で、自民党の高市総裁が首相に選出されれば、「高市トレード」が再度強まるとの見方も出ております。
時事通信が10月10~13日に実施した10月の世論調査によると、自民党の高市総裁が首相に選出された場合、新内閣を「支持する」との答えは43.8%で、「支持しない」の23.0%を大きく上回りました。最近の政権発足時の支持率は、2021年10月の岸田内閣が40.3%、2024年10月の石破内閣が28.0%となっており、依然として期待は高い模様。
「アベノミクス」路線を高市氏が継承するとの見方から、海外投資家の日本株買いが加速するようですと、最高値である48597.08円(10月9日)を上抜くことも想定されます。
なお、日本取引所グループ(JPX)のデータによると、10月第2週(10月6日~10月10日)の海外投資家による日本の現物株と先物合計の売買は1兆1762億円の買い越しと、3週ぶりに買い越しに転じました。現物は1兆0586億円の買い越しと、2週連続で1兆円規模の買い越しとなっております。
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