日経平均株価
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日経平均株価は前営業日比49.14円安の38354.09円で終了となり、3営業日続落。
米国がイランの核施設への攻撃に踏み切ったことを受けて、投資家のリスクオフ姿勢が強まる中、売りが先行。一時38026.32円まで下げる場面も見られたものの、200日平均線をサポートに心理的節目の38000円を維持したため、安値は買い拾われたようです。「有事のドル買い」が進む中、午後に入り、円安が進行したことも好感された模様。
とは言え、日本はエネルギーを輸入に頼っているだけに、原油高は企業業績に影響を与えるとの懸念も出始めております。今後イランが報復としてイラクなど周辺産油国の米軍基地に攻撃する事態になるようですと、売り圧力が強まる可能性がありそうです。
市場では25日平均線と200日平均線がゴールデン・クロスとなれば、先高期待が強まるとの見方もあるようですが、5月22日の安値36855.83円から6月18日の高値38885.15円の上げ幅をフィボナッチリトレースメントで見た場合の38.2%押し水準38109.95円を維持出来ずに、節目の38000円も割り込むようですと、61.8%押し水準37631.03円や6月13日の安値37540.20円を意識した動きになることも想定されます。
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