米ドル・円
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米ドル・円は、10月4日に行われた自民党総裁選で、高市前経済安全保障相が勝利したことを受けて、高市氏の政策スタンスを手掛かりに円安・株高が進む「高市トレード」が強まり、8月1日以来の150円台を回復してきております。
高市氏は積極財政論者で知られていることに加えて、利上げに否定的であることから、日銀が10月の金融政策決定会合で利上げに踏み切るとの見方が後退した模様。円売り・ドル買いの動きが強まる中、心理的節目の150円を突破したことで、ストップロスの円売り・ドル買いを巻き込んだようで、150円台半ばまで円安が進む場面もみられております。事前の情勢調査では小泉農林水産相の勝利が有力視されていただけに、「サプライズ」感もあった模様。
7月以降、90日平均線と200日平均線のレンジが続いてきましたが、これでレンジを上放れた形となっただけに、このまま150円台を維持するようですと、一段と円安が進む可能性もありそうです。
なお、財政悪化への懸念が強まる中、10年債利回りが一時1.675%まで上昇し、2008年7月以来17年ぶり高水準を付けております。
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