米ドル・円
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米ドル・円は、157円台で揉み合う展開が続いていたものの、ハメネイ師の後継に同師の次男反米強硬路線とみられているモジタバ・ハメネイ師が選出されたことを受けて、米国とイスラエルによるイラン攻撃が長期化するとの見方から「有事のドル買い」の動きが拡大。
円売りドル買いの流れが強まり、3月6日に2月9日の157.66円を突破。トランプ米大統領が「イランとの戦争はほぼ終わった」と述べ、早期終戦の可能性を示唆したことから、円が買い戻される場面も見られたものの、イランは徹底抗戦の構えを崩しておらず、依然として戦争終結への道筋は見えていないことから、円売りドル買いの流れが続き、12日に1月13日以来の159円を回復。159.43円まで円安が進む場面も見られております。
ホルムズ海峡は事実上の封鎖された状態が続いており、原油価格の先高観が強い中、輸入原油の9割超を中東地域に依存する日本経済を下押ししかねないとの懸念は根強い。政府・日銀による円買い介入への警戒感はあるものの、最近の動きが「無秩序な動き」とは言えないとの見方から、以前よりも警戒感は弱まっているようです。そのため、このまま1月14日の159.46円を突破し、2024年7月10日以来の160円台を回復することも想定されます。
テクニカル的にもMACDが上昇基調を強める中、「Wボトム」型が意識され始めているだけに、そのターゲットとみられている160.45円辺りまで円安が進む可能性もありそうです。
なお、来週は「中銀ウィーク」となります。日銀・FRB共に政策金利は据え置かれるとの見方が大勢を占めていますが、最近の原油高を受けて、声明や議長の発言に変化がみられるか注目されます。
なお、米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによると、大口投機家のIMM通貨(円)のネット・ロングは3月3日時点で前週比2万8114枚減少のマイナス1万6575枚と、2週連続で減少。ネット・ショートに転じております。
IMM円のネット・ロング
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